こんにちは。ぎょっとする写真シリーズへようこそ。別名、こんな写真見つけましたシリーズとも 言います。今回は、人形作りかけ真っ最中の一枚です。ぎょっとなさいましたか?


 
第1室 に、すでに行かれた方はお分かりかも知れませんが・・。
そうです、これは、『怖いお母さん』 そのひとです。ガスレンジの上にいらしゃるとは、さすがで すね。樹脂の型取りは、あまり経験ないのですが、このときはチャレンジしました。とにかく、 作っているあいだじゅう、猛烈に臭かったのを憶えています。お母さんの左下に見えるのは、 歯医者さんで使う「義歯ができるまで仮に入れておく歯」です。それと、お母さんの眼は、本物 の義眼です。あつかっている所を職業電話帳で調べて、「人形に使いたいのですが・・」 と、 わけを話して譲っていただきました。
これを作った1993年頃には、ハンズなどで、綺麗な人形の眼や髪の毛が売られるようにな っていましたが、一番大きなものでも等身大には小さすぎたのです。(人形用の眼は、もっと前 から売られていたのかもしれません。とにかく私が人形を初めて作った70年代後半にはなく て、ビー玉やビーズ、模造真珠など、使えそうなものをいつも探していました。人形用の眼を 初めてハンズで見たときは、「いつの間にこんなものが・・!」 と、かなりショックでした。自分 がなにも作らなかった年月が、たいへん重く感じられたのです。)



 こちらは、虐げられた娘 の方です。もう、歯も入っていますね。せっぱつまった表情です。
支配的な親との関係において、子どもは常にせっぱつまった状態なのだと思います。私自身 はこちらなのだから、こっちの方が作りやすかったでしょうか? さて、どうでしょう・・。

さて、これらが、髪の毛をつけて化粧をすると、どう変わるでしょうか
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もう一枚、こんな写真見つけました
 これは人形を作り始めた18歳頃のものです。写真に残っているのは、まったく運の良い子達 です。パルコのレンタルボックスや、あちこちの雑貨屋さんにおいてもらって売れた人形は、 悲しいことに、もはや顔を思い出せません。その数もわかりません。今みたいに、インスタント カメラがあると良かったんですけどね。この頃は、自慢したくなるほどお金がなくて、まったく良 く生きていたものだ・・と思います。(そうそう、この前年くらいに家出を決行したのでした。)

 
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